「車を手放したいけど、不便になりそう…」と不安を抱えていませんか?子育て中は、急な発熱や習いごとの送迎など、車が必要な場面が多いと思います。
わが家は車を2台所有していました。車の維持費が家計を圧迫していたことから、「本当に2台必要かな?」と考えるようになりました。
車のない生活を具体的にイメージしたら、なんとかなりそうって思えたよ!
この記事では、車を手放すまでの過程や感じたこと、不安の乗り越え方をお伝えします。記事を読めば、車のない生活をイメージしやすくなり、「手放してみようかな」と前向きになれるはずです。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
1台目を手放す決断!きっかけは家計見直し

当時のわが家は、夫がマツダのCX-5、私はタントに乗っていました。地方に住んでいたため、車はあって当然で買い物や病院も車移動が日常だったのです。
1台目を手放す決断は家計の見直しがきっかけです。家計管理をスタートして、ガソリン代や保険料、自動車税に車検代など…見える化すると、車の維持費が家計の負担になっていました。
車の修理代など不定期な出費は気づきにくいけど、計算すると大きな金額!
夫婦で話し合った結果「1台でもやっていけそうだね」と意見が一致し、車を手放す決断をしました。
車を1台売却!手放しても困らなかった

手放した1台目の車は夫が乗っていたマツダCX-5です。お気に入りの車でしたが、エアコンの故障やフロントガラスのひび割れなどトラブルが続き、買い替えを検討していた時期でした。
車の維持費も高く、決断のタイミングだと思い切って売却をしました。残した車は、子どもの乗り降りがスムーズで日常使いしやすい軽自動車のタントです。
「本当に車1台で大丈夫かな?」と不安だったけど、手放したら意外と困らなかったよ!
夫は軽自動車のタントで車通勤です。私は子どもと一緒に、徒歩で行動するスタイルに変わりました。私の職場や子どもの保育園が徒歩圏のため、車がなくても困りませんでした。
「車1台でも意外と大丈夫だったね」と夫婦の価値観が一致したことで、2台目を手放す気持ちも強くなりました。
2台目も手放した理由|引っ越し先の環境で感じた変化

車は1台で十分暮らせると思っていた頃に引っ越しが決まり、2台目の車も売却しました。
新しい住まいは首都圏近郊のエリアです。自宅から最寄り駅までは徒歩20分、自転車なら10分程度です。電車は10分間隔で来て、バスやタクシーも利用しやすい環境です。
以前は雪国に住んでおり、バスが30分に1本あればいい方でした。「移動=車」が当たり前の生活だったため、今では自転車や徒歩で気軽にお出かけを楽しんでいます。
雪が降らないから、自転車で1年中動けるのがありがたい!
雨の日や体調不良の際は、タクシーの利用をOKとしています。タクシーの配車アプリを使うと、スマホを使って手軽にタクシーを呼べます。従来のように、タクシー会社へ電話をかけたり、道端でタクシーを探したりする必要がありません。
タクシーの配車アプリは「タクシーGO」がおすすめです。気になる方は、こちらからチェックしてみてください。
タクシーを数回利用しても、車よりコストが安いよ!
車を手放したメリット3つ

車を手放して、気づけば3年が経ちました。生活が不便になるのでは…という不安もありましたが、実際に暮らすと車がないから快適だと感じる場面があります。
わが家が車を手放して感じたメリットは以下の3つです。
- 金銭的に余裕が生まれる
- 車の管理をする手間がない
- 苦手な運転から開放された
それぞれ詳しく解説します。
メリット①金銭的に余裕が生まれる
車を手放してから毎月の出費が減りました。
以前に住んでいたアパートは駐車場が無料でした。今の住居は車を所有すると、月額7,500円の駐車場代が必要です。年間90,000円の固定費が削減でき、車を手放してよかったと実感しています。
駐車場代のほか、車1台にかかっていた年間費用は以下のとおりです。
項目 | 金額(年額換算) | 備考 |
---|---|---|
ガソリン | 48,000円 | 4,000円×12か月 |
自動車税 | 45,000円 | 普通車 |
点検代 | 10,000円 | 年2回の合計 |
車検代 | 35,000円 | 2年に1回の費用を年換算 |
自動車保険 | 12,000円 | 任意保険 |
わが家の場合は、年間150,000円以上の固定費が0円になりました。
車検や自動車税の案内が来るたびに、ドキッとしなくなったよ!
レンタカーやカーシェアを利用すれば車の維持費はゼロで、必要なときだけ利用できます。家計へのプレッシャーが減って、気持ちにも余裕が生まれました。
メリット②車の管理をする手間がなくなった
車を所有していると、給油や車検、点検など管理の手間がかかります。
忙しい日々の中で、細かいタスクが意外とストレスだったんだよね。
子育て中は家事や仕事、保育園、習いごとの予定など管理することが多いと思います。車のことに気が回らず、気づけばバッテリー交換時期が過ぎていた…ということはありませんか?
車を手放すと管理の手間が減り、精神的にとても楽になりました。浮いた時間やエネルギーを、家族とのコミュニケーションや自分のために使えます。
車のスケジュール管理がないだけで、頭の中がスッキリするよ!
メリット③苦手な運転から開放された
車を手放して、運転へのストレスから開放されました。私は運転が得意ではなく、精神的な負担になっていたのです。
以前に住んでいた地域は、道が広く交通量が少ない場所です。見晴らしも良くリラックスして運転していました。
引っ越し先は、道が狭く人が多い場所だったので「ここでは絶対に運転したくない!」と感じました。
人や交通量の多さが、車を手放すきっかけになったよ!
さらに、雨の日や夕方の薄暗い時間の運転は「視界が悪いし、事故が怖い」と感じて、外出をためらうこともありました。
車を手放した今は、運転するプレッシャーがありません。徒歩や電車、自転車を使うことで、自分のペースで移動できるようになり、安心感と心の余裕が生まれました。
車を手放したデメリット3つ

車を手放して生活スタイルや住環境によっては、不便に感じる場面もあります。
実際にわが家が車を手放した中で「これはちょっと大変だった」と感じたデメリットは、以下の3つです。
- 移動手段が限られる
- 急に外出できない
- 天気が悪いと外出しにくい
それぞれ詳しく解説します。
デメリット①移動が限られる
現在は首都圏近郊に住んでいるため、電車やバスなど公共交通は整っています。駅までは自転車でアクセスでき、電車の本数も多いため基本的な移動は困りません。
ただし、すべてを公共交通でまかなうのは難しいと感じます。雨の日に子どもを連れて外出する場合や、重たい荷物を持ち帰るときは車があると便利です。
雨の日の子ども連れはタクシーに頼って、荷物は宅配にすると安心だよ。
バスや電車だけでは不便な場所もあり「車があれば楽だったのに…」と思うこともあります。
車を手放す前に、生活圏内が徒歩や自転車で完結できるか確認しましょう。路線バスやタクシーの利用方法を把握しておくと、急な外出や悪天候時に安心して対応できます。
デメリット②急に外出できない
車がないと、思い立ってすぐ行動に移せない場面が増えます。
以前は「これが食べたいから買いに行こう」「少しドライブしよう」など、車があれば気軽に外出できました。
外出のたびに交通手段を考える必要あって、思いつきで動けなくなった…
事前に予定を立てて行動するようになったため、無駄な買い物や衝動的な外出が減り、時間とお金の節約につながっています。
旅行の際も、事前に計画を立ててレンタカーを予約しています。ただし、子どもが体調を崩してキャンセルになった場合、レンタカー代のキャンセル費用が発生するのはネックに感じます。
とはいえ、子どもの急な体調不良は、車に限らずどんな予定でも起こるリスクだよね!
デメリット③天気が悪いと外出しにくい
車を手放すと、天気の影響を受けやすくなる点もデメリットのひとつです。
雨や風が強い日は、子どもを連れての外出はハードルが高くなります。傘をさしながら荷物を持ち、ベビーカーや子どもの手を引いて歩くのは体力的、精神的にも負担が大きくなりがちです。
雨の日の子連れの外出は、晴れの日の数倍疲れるんだよね…
通園や通学、買い物など毎日のちょっとした移動も、悪天候時には自転車が使えず、徒歩では時間もかかります。
天気が悪い日に備えて、配車アプリでタクシーを利用したり、重たい荷物は宅配サービスを利用したりと事前に代替手段を用意しておくと安心です。
車を手放す前に考えておきたい4つのこと

子育て中は、子どもの急な発熱や保育園からの呼び出しなど、予想外の予定変更が起こりやすく事前の備えが大切です。
車を手放す前に考えておきたいことは以下の4つです。
- 手放す理由と目的を明確にする
- 車の価値を把握する
- 遠出の代替手段があるか考える
- 緊急時の移動手段が確保できるか考える
わが家の経験を交えながら順に解説します。
①手放す理由と目的を明確にする
車を手放す前に「なぜ手放すのか?」「手放した後、どうしたいのか?」を明確にしましょう。理由や目的を整理しておくと、迷いが減り「本当に手放して良かった」と思えます。
わが家の場合は、毎月のガソリン代や保険料、駐車場代などの維持費が家計を圧迫していました。「本当に2台必要?」と疑問を持ち、まずは1台を手放す方向で話し合いました。
車の維持費を数字で見ると「こんなにかかってたの!?」とびっくりしたよ。
また、引っ越しや転勤で生活圏が変わると、車の必要性も変化します。車の寿命や度重なる故障をきっかけに、手放す人も少なくありません。
目的を明確にすると、車を手放して浮いたお金を教育資金や生活費に回すなど、前向きな使い道を描けます。「なんとなく手放す」のではなく、納得したうえで行動すると、後悔しない選択へつながります。
②車の価値を把握する
車を手放す際は、今の車の価値を把握することが大切です。事前に買取査定をすれば、適正な価格で売却でき「もっと高く売れたのに…」といった後悔も避けられます。
わが家も「少しでも高く売りたい」と思い、複数の買取業者に査定を依頼しました。比較すると、業者ごとに査定金額に差があることが分かり、売却のタイミングを決める判断材料になりました。
ただし、一般的な一括査定サイトを使うと、多数の業者から一斉に電話が入ります。電話が多すぎてストレスだった…という声も多くあります。
電話ラッシュが来ると、売却する前に挫折しそう…
電話対応が苦手な人には、最大3社のみとやり取りできる「MOTA車買取サービス」の利用がおすすめです。
車の価値を把握しておくと「納得して手放せた」という安心感につながります。MOTA車買取サービスの詳細は、以下からチェックしてみてください。
③遠出の代替手段があるか考える
車を手放すと、旅行や実家への帰省など長距離の移動手段を考える必要があります。小さな子どもがいると荷物が多くなり、公共交通機関は移動が負担に感じると思います。
便利な代替手段は、カーシェアやレンタカーの利用です。車の維持費がかからず、必要なときに車を使える手軽さがあります。
車を必要なときに借りられるから、無駄がないね!
カーシェアは短時間の近距離移動にぴったりです。アプリで簡単に予約でき、ステーションで無人の手続きができる点も魅力です。一方、レンタカーは長時間の長距離の移動に向いており、家族との旅行や1日のお出かけに便利です。
事前に自宅周辺のレンタカー営業所や、カーシェアのステーションをチェックしておくと、いざというときも安心です。
予定が決まったら早めに予約してね!
④緊急時の移動手段が確保できるか考える
緊急時の移動手段を確保することによって、家族の急な体調不良や、夜間の通院など予期せぬ外出に対応できます。
カーシェアサービスは、24時間365日いつでも利用可能なものが多く、スマホやICカードで直前予約ができる点が魅力です。時間帯やエリアによっては、タクシーより料金を抑えられる場合もあります。
いざという時の移動手段を決めておくと、慌てずに行動できるから安心だよ!
また「子育てタクシー」が導入されている地域もあります。子どもの急な発熱や通院に対応できるサービスで、子育てに理解のある専門ドライバーが運行するため、夜間や休日でも心強い味方になります。
車を手放す前に、今の暮らしを見直してみよう

子どもがいるから車は必要と思っていたわが家も、車を1台ずつ手放すことで、家計や気持ちにゆとりが生まれました。
実際に車を手放すと、不便に感じる場面がゼロとは言えませんが、得られたメリットの方が大きいと実感しています。
今の生活に必要な車の台数を見直そう!
車を手放す場合は、家族のスケジュールを共有することが大切です。「誰がいつどこへ行くのか」が把握できると、車が1台でもスムーズに調整できます。
わが家は、TimeTree(タイムツリー)のアプリで家族のスケジュール管理をしています。予定を見える化することで、お互いに予定を話し合えるようになりました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
車を手放すことは、不便を我慢する選択ではありません。家計を見直して「本当に必要なもの」を見極めるチャンスです。
家計改善の一歩として、車を手放した生活をイメージしてみてね!